JAこまちの地域概況と農業戦略
本地域は、県の最南端部に位置し、面積は1,225km2であります。東は奥羽山脈の一角神室山から西の鳥海山に連なる峰々で山形県と接し、西は出羽丘陵を境に由利本荘市と北は雄物川町、十文字町、増田町、山内村と接しております。中央部は、雄物川上流域を中心とする湯沢市で横手盆地の南部に位置します。
県内8郡中4番目に広大な面積を有するが、約80%は森林であります。
雄物川の源流は南部の山形県境にあり、主な支流は南から役内川、高松川、皆瀬川、成瀬川などで奥羽山脈から西流して、これらの中小河川に沿って道路が通り、大部分の集落は沿道に位置します。幹線の国道13号線は県境雄勝峠を超え、雄物川沿いに走っております。
気象は内陸型で特に冬期の積雪量は2m以上、積雪期間は140日以上という県内最多積雪地帯で、山岳地帯では冬期間交通が途絶する箇所があるなど、日常生活や産業経済活動において、常に雪を意識しなければならない地域であります。
人口は8万人強で各市町村とも人口の減少が進んでおり、湯沢市(旧雄勝町、旧皆瀬村)、羽後町、東成瀬村が過疎地域に指定されております。
地域における産業の中心である農業は、食味豊な米を中心としながら、高品質なりんご、サクランボや山間高冷地を生かした夏秋きゅうりや夏秋トマト等の野菜、糖度の高い西瓜の産地化を推進しております。
また、販売戦略として地域特性を生かした管内農畜産物全体のこまちブランド化を目指しつつ、他産業とも調和のとれた地域全体の活性化に貢献できる農業振興の実践が期待されております。
以下、JAこまちの農業戦略を公表します。
県内8郡中4番目に広大な面積を有するが、約80%は森林であります。
雄物川の源流は南部の山形県境にあり、主な支流は南から役内川、高松川、皆瀬川、成瀬川などで奥羽山脈から西流して、これらの中小河川に沿って道路が通り、大部分の集落は沿道に位置します。幹線の国道13号線は県境雄勝峠を超え、雄物川沿いに走っております。
気象は内陸型で特に冬期の積雪量は2m以上、積雪期間は140日以上という県内最多積雪地帯で、山岳地帯では冬期間交通が途絶する箇所があるなど、日常生活や産業経済活動において、常に雪を意識しなければならない地域であります。
人口は8万人強で各市町村とも人口の減少が進んでおり、湯沢市(旧雄勝町、旧皆瀬村)、羽後町、東成瀬村が過疎地域に指定されております。
地域における産業の中心である農業は、食味豊な米を中心としながら、高品質なりんご、サクランボや山間高冷地を生かした夏秋きゅうりや夏秋トマト等の野菜、糖度の高い西瓜の産地化を推進しております。
また、販売戦略として地域特性を生かした管内農畜産物全体のこまちブランド化を目指しつつ、他産業とも調和のとれた地域全体の活性化に貢献できる農業振興の実践が期待されております。
以下、JAこまちの農業戦略を公表します。
(1)こまちブランドを前面に出して、消費者に農畜産物をお届け致します。 | ||
a.産地直送、地産地消を増やし、産地情報提供に努めます。 b.農産物を生産するに当って、作目グループで決めたことを守り、消費者へ安全・安心な農産物を提供します。 | ||
☆「こまちブランド」エイトとは? | ||
〇日本型食生活が原点の生産 〇「小野小町」のふるさとで生産 〇名水百選、栗駒山系源流の地で生産 〇生立ちがわかる安全・安心生産 〇風土・人柄を伝える生産 〇食育に精通した生産 〇「食」へのこだわり生産 〇実際食べる人をイメージして生産 | ||
(2)農業の担い手を育てたり、集落全体での農業経営に取り組みます。 | ||
a.各農作業のグループ化や効率的な農業経営を推進します。 b.作目ごとにサポーターやアドバイザーをおいて、プロの農業者を多く育てています。 | ||
(3)JAで持っている施設をフル回転して、新鮮で日持ちの良い「力強い」農産物をお届けします。 | ||
a.カントリーエレベーター(2基)で品質の良いお米をいつでもお届けすることができます。 b.畜産農家の堆肥を利用して良質な完熟堆肥をつくり(堆肥センター)、それを農地に還して(循環型農業)、力強い農産物生産に励んでおります。 | ||
(4)市町村といっしょになって農業振興に努めています。 | ||
a.田んぼを有効活用して、自然や景観を大切にします。 b.集落を大切にして、集落活動を応援していきます。 | ||
(5)農村生活の「心の豊かさ」を求め、やすらぎ、癒しのある「農村社会」をつくっていきます。 |